有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む-掲載収録リスト・作家紹介-ドリヤス工場

こんにちは、レンタルショップ店員ナピコです☘

今回紹介するのは
『累計30万部突破‼』
著：ドリヤス工場

『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む』

この一冊の中に

”太宰治、芥川龍之介、夏目漱石、森鴎外、
カフカ、トルストイ……”

あの名作たちが詰まっています。
”文学へ導くガイド”
としての役目は十分すぎるほど
果たしている作品‼

掲載されている文学収録作品・作家一覧
紹介していきます(=ﾟωﾟ)ﾉ

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— トーチweb (@_to_ti) August 14, 2020

まず、ドリヤス工場先生の絵！これ…
あの人の絵のタッチと酷似してますよね（笑）

ゲゲゲのあの人(笑)

”水木しげる先生”に(^▽^;)

ここで、あまりに似ている絵柄のため
訴えられるのでは⁈
と思って心配になる方もいるかもしれません。

しかし、こういったことで訴えられるのは
『絵柄よりも内容』とのことです。

もしも、ドリヤス工場先生が
”妖怪漫画”なんか描いてしまったら…

危ないかもしれませんね(^▽^;)

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— 中野 (@pisiinu) June 16, 2018

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『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む』　ドリヤス工場
1. 収録作品・作家紹介　
2. 見どころ・感想

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収録作品・作家紹介　

収録作品

太宰治『人間失格』
代表作に『人間失格』『走れメロス』『津軽』『お伽草紙』

”1909年　青森県生まれ。1939年石原美智子と結婚二人の間に子供が３人授かる。1947年歌人・太田静子との間に娘（作家・太田治子）そして38歳の時に愛人山崎富栄と入水自殺。”
中島敦『山月記』
主な作品『山月記』『光と風と夢』『李陵』

”1909年　東京都生まれ。大学２年のとき、橋下タカと結婚。その後教師になる。1941年パラオ南洋庁へ教科書編纂掛として赴任、戦争の激化により帰国。1942年12月、気管支喘息により死去。享年33歳。”
梶井基次郎『檸檬』
代表作『檸檬』『櫻の樹の下には』

”1901年　大阪府生まれ。19歳で肺結核を発症。1927年病気療養の為川端康成のいる伊豆へ。伊豆で人妻だった作家・宇野千代と恋仲になる。1932年肺結核で死去。享年31歳。”
森鴎外『舞姫』
代表作『山椒大夫』『雁』『阿部一族』

”1862年島根県生まれ。東京大学医学部卒業後、陸軍軍医に。1884年、ドイツに4年間留学。1888年帰国直後、関係を持ったドイツ人女性が来日するも、すぐ帰国するという事件が起こる。彼女が『舞姫』のモデルとされる。軍医のトップにまで昇り詰める。享年60歳”
坂口安吾『桜の森の満開の下』
代表作『堕落論』『白痴』

”1906年、新潟県生まれ。『無頼派』と呼ばれる作家の1人。作家として成功する一方、精神的に不安定な状態が続き、ヒロポンなどの薬物中毒であった。1955年、脳出血により死去。享年48歳。”
フランツ・カフカ『変身』
代表作に『城』『審判』

”1883年、チェコ・プラハのユダヤ人家庭に生まれる。29歳の時、ユダヤ人女性と恋仲になるが『結婚が執筆の邪魔になるかもしれない…』と婚約を解消。生涯独身のまま1924年、結核により死去。”
宮沢賢治『注文の多い料理店』
代表作『春と修羅』『注文の多い料理店』『銀河鉄道の夜』『（雨ニモマケズ）』

”1896年、岩手県生まれ。生まれ故郷の岩手をモチーフにした作品が多数。1933年、急性肺炎で死去。享年37歳。生前は無名だったが、1960年代に草野心平らが再評価したことで国民的作家になる。”
永井荷風『濹東奇譚』
代表作『あめりか物語』『ふらんす物語』『珊瑚集』

”1879年東京生まれ。父はエリート官僚。1903年に渡米、銀行に勤務。1910年森鴎外らの紹介で、慶應義塾大学文学部の主任教授となる。2度結婚するがすぐ離婚している。晩年は引き籠り孤独に過ごす。1959年死去。享年79歳”

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泉鏡花『高野聖』
代表作『高野聖』『婦系図』『歌行燈』

”1873年石川県生まれ。浪漫と幻想の世界を描く作風で、明治、大正、昭和にかけて300編あまりの作品を生み出した。戯曲や俳句も手がけ、その語彙力を川端康成が絶賛した。1939年に死去。享年65歳。”
夏目漱石『三四郎』
代表作『吾輩は猫である』『こころ』『坊っちゃん』など多数

”1867年、東京都生まれ。1900年にイギリスに留学。帰国後の1905年、初の小説『吾輩は猫である』を発表。1907年朝日新聞社入社。結婚後、妻が度々ヒステリー症状を起こし、これが漱石の神経症の要因と言われる。1916年冬、『明暗』連載途中に胃潰瘍で死去。享年49歳。”
アンデルセン『雪の女王』
『マッチ売りの少女』『みにくいアヒルの子』『裸の王様』『人魚姫』『親指姫』など多数の童話を残した

”1805年、デンマーク生まれ。貧しい家庭ながら両親に愛されて育つ1833年から約1年間、ヨーロッパ旅行へ。1835年、イタリア・ローマでの体験を元に初の小説『即興詩人』を執筆。同年童話集を発表。1875年、肝臓がんで死去。享年70歳。”
芥川龍之介『羅生門』
代表作『羅生門』『鼻』『蜘蛛の糸』『杜子春』

”1892年、東京生まれ。東大在学中に『鼻』を執筆。主に短編小説を得意とし、多くの名作を残した。1927年に服毒自殺をして社会に衝撃を与えた。享年35歳”
田山花袋『蒲団』
代表作『蒲団』『生』『妻』『田舎教師』

”1872年、群馬県（当時の栃木県）生まれ。1907年に『蒲団』を発表。花袋は、島崎藤村と並ぶ『自然主義派』と呼ばれる。小説家の他に優れた紀行文も多く執筆している。1930年に死去。享年58歳。”
幸田露伴『五重塔』
代表作『五重塔』『運命』

”1867年、東京都生まれ。1890年頃から1900年頃にかけ、『ひげ男』などの作品を次々に発表。同世代の尾崎紅葉とともに人気を博し、『紅露時代』と呼ばれる。1947年に死去。享年80歳。”
新美南吉『ごん狐』
代表作『ごん狐』『デンデンムシノカナシミ』『手袋を買いに。』

”1913年、愛知県生まれ。母の死去によって養子に出されるなど、つらい幼少期を送る。18歳の時に『ごん狐』を雑誌で発表する。1943年、結核の症状が悪化し、死去。享年29歳。”
樋口一葉『たけくらべ』
代表作『にごりえ』『十三夜』『たけくらべ』

”1872年、東京都生まれ。近代以降、史上初の『職業女流作家』1892年、朝日新聞記者の半井桃水が主宰した文芸雑誌『武蔵野』に処女作『闇桜』を発表。1895年から、代表作となる『たけくらべ』の連載を開始。1896年結核で死去。享年24歳。2004年以降、5000円札紙幣に肖像が描かれている。”
亀迅『阿Q正伝』
代表作『阿Q正伝』『狂人日記』

”1881年、中国（当時の清国）生まれ。日本に留学し、1904年、仙台医学専門学校（現・東北大学医学部）に留学するも中退。1906年、上京。文学活動を行う。帰国後の1918年、雑誌『新青年』に『狂人日記』を発表。1936年死去。享年55歳”

伊藤左千夫『野菊の墓』
代表作『野菊の墓』『隣の嫁』『春の潮』

”1864年、千葉県生まれ。歌人、小説家。明治法律学校（現・明治大学）卒業。正岡子規に師事する。1913年、脳いっ血のため死去。享年48歳。”
トルストイ『イワンのばか』
代表作『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『イワンのばか』

”1828年、ロシア生まれ。ドストエフスキー、ツルゲーネフと並ぶロシア近代文学の文豪。『戦争と平和』など、ロシア文学の金字塔と言える作品を生み、『人生論』の中では『逆境が人格を作る』『それでも、生きていかなければならない』など、数々の名言を残している。1910年、肺炎により死去。享年82歳。”
エドガー・アラン・ポー『モルグ街の殺人』
代表作『モルグ街の殺人』『黒猫』

”1809年、アメリカ生まれ。アメリカで初めての職業文筆家とされる。雑誌『メッセンジャー』の主筆編集者としても活躍する。1849年異常な泥酔状態で発見され、そのまま死去。死因には不審な点が多々あるとされるが、真相は謎のままである。享年40歳”
菊池寛『恩讐の彼方に』
代表作『父帰る』『真珠夫人』

”1888年、香川県生まれ。小説家でもあり、文藝春秋社を創設した実業家でもあり、また、芥川賞、直木賞の創立者でもある。大映社長、報知新聞客員も務め、企業活動で稼いだ資金を川端康成ら、若手に援助していた。1948年死去。享年59歳。”
二葉亭四迷『浮雲』
代表作『浮雲』『かた恋』

”1864年、東京生まれ。1881年親友の坪内逍遥のすすめで『浮雲』第1編を発表。1908年、朝日新聞社特派員としてロシアに赴任するも翌年、帰国途中にベンガル湾上で肺炎のため死去。享年45歳。”
グリム兄弟『ラプンツェル』

”実際には6人兄弟だが、一般的には長兄ヤーコブと次兄ヴィルヘルムの2人を指す。兄は1785年、弟は1786年、ドイツ生まれ。1842年にドイツ最高勲章を受章。1859年に弟が、1863年には兄が死去（享年73歳・78歳）。”
夢野久作『ドグラ・マグラ』
代表作『ドグラ・マグラ』『少女地獄』

”1889年、福岡県生まれ。右翼の大物と言われた父・杉山茂丸の影響下で、波乱万丈な生涯を送る。1935年、莫大な負債を残して父が死に、翌年、久作も脳いっ血で死去した。享年47歳。”

単行本描き下ろし
堀辰雄『風立ちぬ』
代表作『聖家族』『風立ちぬ』『かげろふの日記』『菜穂子』

”1904年、東京都生まれ。1933年、療養先の軽井沢で矢野綾子と出会い、婚約するが、綾子の肺病が悪化。1935年、2人で八ヶ岳山麓の療養所に入るも綾子は死去した。その体験を元に『風立ちぬ』を書くなど、療養と執筆の日々を送り、1951年、結核のため48歳で死去。”

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見どころ・感想

以前『世界一受けたい授業』
又吉直樹先生が紹介したことで大反響になりました。

累計30万部を突破。
メディアで発信され”良い本”が
世に浸透するというのはとても素敵ことだと思います。

『なんだか、ずるしている気分…⁈』
違います、文学作品を知るきっかけになる
最高に為になる”漫画”だと私は思います(=ﾟωﾟ)ﾉ

まずはこの本、値段が良い‼
最初に価格に触れるのは…とも思ったのですが
読み終わって、これだけの文学作品に触れる機会を与えてもらい
定価850円って何事⁉と思いました(笑)

冒頭でも言いましたが…この一冊の中に

”太宰治、芥川龍之介、夏目漱石、森鴎外、カフカ、トルストイ……”
あの名作たちが詰まっています。
”文学へ導くガイド”としての役目は十分すぎるほど果たしています‼

大長編の作品などは大幅に省略されているため、
強引な筋になっていたり、
その作品が好きな方たちにとっては、
受け入れられない部分などもあると思います
しかし、”きっかけ”となるには十分ではないかと…

この漫画を読んで、
読み足りない‼と思うことこそが
大事なことなんだと思います( ｀ー´)ノ

そんな時は、ぜひこちらで作品に触れてみて下さい‼

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