こんにちは、レンタルショップ店員ナピコです☘
今回紹介するのは、
昔ながらのSFファンの間では
これ以上の”SF超大作”を超えるものは
ないのではないか⁉言われているいる
名作中の名作!!
”水樹和佳子”先生の
『イティハーサ』
イティハーサは4部作になっています。
- 第一部 神名を持つ國
- 第弍部 神名を持つ者
- 第参部 不二・天音
- 第四部 目に見えぬ神々
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そして、水樹和佳子先生の現在は…
ビックリ!!
”フラワーデザイナー”
になってらっしゃいました(=゚ω゚)ノ
私は、このイティハーサほど哲学的で、
心理をついている漫画は無いのでは…
と思います。
読み直してみて改めて…
色あせない面白さ、絵の美しさ…。
どれをとっても素晴らしい作品でした
( `ー´)ノ
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水樹和佳子『イティハーサ』あらすじ
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第1部”神名を持つ國”あらすじ
第1部 ”神名を持つ國” あらすじ ”人はなぜ神を求めるのか” 約一万二千年前、 人が神と接することのできた古代の日本。 ある村に暮らす少年・鷹野(たかや)は、 捨てられた赤子を拾った。 赤子は透祜(とおこ)と名づけられ 鷹野の妹として育てられた。 とおこが七歳になったある日、村は邪悪な 威神(いしん)の徒党に襲われる。 生き残ったのは鷹野と透祜、 そして青年・青比古の三人。 彼らは威神と対立する、亞神(あしん)の 信奉者たちと行動をともにすることになる。 不死身である、 目に見える神々”威神、亞神” は歳を取ることもないし、 食べ物さえ必要としない。 神々同士が戦うなか、亞神の徒である 桂たちは”正法神・律尊”の 結界に守られながら戦っていた。 威神が”目に見えぬ神々”の知識を 欲しているなら、 鷹野たちはかっこうの餌食となる。 だが、人を殺めることをしない青比古は、 彼らと行動をともにするのを嫌がるが、 鷹野は透祜を守ることのできる力が欲しいという。 そして青比古は、目に見えぬ神々が授けた 鏡・勾玉・剣…を見て なぜ『剣』を授けたのか…疑問を持つ。 月日が経ったある日 離れ威神に操られた狐摩(こま)たちに 殺されかかる鷹夜と崖から落ちた青比古は深手の重症を負う。 しかし、透祜の真言告で回復した鷹野と 崖から落ちた後の記憶を失いながらも戻ってきた青比古。 亞神の信奉者たちと旅を続け、 古き神の知恵を伝える 隠者・弥仙(みせん) に出会い透祜の過去と、 その分身の存在が、 弥仙の力で明らかになる。
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冒頭…この物語は問いかけから始まります。
”その答えを求め続けると
気のふれる問いがある
『自分は何故ここにいるのか
何処より来たりて 何処へ向かうのか…』
実に人はこの問いを忘れる為に人を愛し
この問いから逃れる為に神を求める”
ここから続く物語の主軸にもなるこの問い…
過去に何度も考えたことがあります。
生きていると、誰もが考えてしまうことなのかもしれません。
作者はこの物語を序盤から、物語の最終回を
設定して描いていたのでしょうか?
全てを読み終えた後、再度読み直した時に
緻密な設定に驚愕しました(◎_◎;)
そして、この冒頭の”問い”の全てが
全編を通して最後まで読むことで…明らかになっていきます。
ぜひ読み直してみて下さい( `ー´)ノ
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第2部”神名を持つ者”あらすじ
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第2部 ”神名を持つ者” あらすじ
青比古は隠者・弥仙の案内で、自分の部族の
巫女から受け継いだ鏡の謎を解くために別行動をとる。
しかしその間に、鷹野や透祜たちのいる
本隊が悪を好む神”威神”の軍勢の襲撃を受けてしまう。
威神側優勢に進む戦いのなか、透祜は
互いの運命を左右する
己の分身・夭祜(よおこ)とついに相まみえることに。
銀閣神・鬼幽(きゆう)が率いる威神の軍勢
との戦いのさなか、透祜は夭祜の手にかかり
命を落とす。
絶望する鷹野だが、夭祜の心が透祜に取って
代わられていることを知る。
いったん透祜(夭祜)と別れることを選び、
青比古たちと合流することにした。
イサナを目指していた青比古たちのもとに、
亞神・清良の光の導きが灯る。
そこで青比古たちは行動を別にしていた
透祜の死、仲間たちの死を知るが、清良は
透祜と鷹野の波長を感じるという……。
彼らを追う威神の軍勢。
その中には、亞神を裏切り、威神の戎士と
なった”一狼太”の姿があった。
間近に迫る威神の軍勢に対抗すべく、
青比古は陰石(かげいし)の真言告を用いてこれを迎え撃つ。
陰石の真言告を使ったことで力つきて倒れてしまった青比古。
一方、鷹野は背中にできたこぶが激痛を
ともなって割れ、翼が生えてきた。
彼は特異な姿を特徴に持つ一族・真魔那
(ママナ)の血を引く者だったのだ。
そして、律尊(りつそん)から神名を
授けられた鷹野は、桂と火夷(かい)と
ともに不二山(フジサン)のふもとにある
という桃源郷を目指して旅に出ることに。
その頃、神鬼輪(じんきりん)の作用により、人を殺してしまった透祜は絶望するが、そんな透祜のもとへ、夜彲王(やちおう)が姿を現わす。
『神鬼輪をはずしてほしい』
と懇願する透祜に、夜彲王は不思議な言葉を残して消えた。
その後、自らの心を閉ざし眠り続ける
透祜は、青比古によって心を開かれ、
鬼幽の一軍とともに不二へ向かうことを決意する。
登場人物たちの心の奥が細かく描かれる
第二部です…。
人間の持っている善と悪の心を”一狼太”という
登場人物を通して分かりやすく描かれます。
善でいたい心と悪に魅了される心。
常に心はどちらかに囚われている人間。
そして、その正反対である青比古…
何物にもとらわれず必要とせず…。
対照的な人物によって、善とは…悪とは…と
常に考えながら読み進みます。
物語の中で、常に自分が”一狼太”になったり”青比古”になったり…。
さらに、この哲学的なストーリーに
”恋愛の要素”まで自然に含ませることができるとは…。
水樹和佳子先生恐るべし( `ー´)ノ
第3部”不二・天音”あらすじ
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第3部 ”不二・天音” あらすじ
不二へ向かって旅立った
"鷹野、桂、火夷"は
吹雪の中、ある邑に宿を求めることにした。
その邑に向かう途中、邑人たちに
いたぶられている少女・綏美亜(たみあ)と出会う。
邑を襲わんとしていた"威神の徒"と戦った
鷹野は、なんと威神を滅ぼしてしまう。
人には斬ることのできない”威神を滅ぼした”鷹野……。
また、綏美亜も鷹野と同じく真魔那であり、
父親とふたり、不二を目指していたのだった。
人を殺めることに心を痛める鷹野……。
そんな時、鷹野は夜彲王に追われていた
明等神(めいらしん)・香夜(かぐや)を救う。
彼女は、不二の里を統べる
普善神(ふぜんしん)・天音(あまね)
のもとに身を寄せている亞神であった。
鷹野は、案内を申し出た香夜とともに
不二へ向かうためにいったん桂たちと別れ、
道を急ぐことに決めた。
”桂、火夷、綏美亜”と別れを惜しみ、
鷹野がたどりついた不二山のふもとには、
立ち入る者に試練を与えるという幻霧の森が広がっていた。
一方、青比古は透祜にきわめて危険な
力を持つ『陰石の本当の真言告』を教えることにした。
また、同じように不二をめざす鬼幽の
麾下には、その命によって、続々と威神が集結しつつあった。
物語はこの第三部で佳境に入ります。
人には斬ることはできないと言われていた、
目に見える神を斬る事ができた鷹野。
背中から羽も生えて、なんだかすっかり
最初の少年の姿とは別人なほど、魅力的な人物に成長しました。
そして、さらに主要な人物たちが登場し始めます。
真魔那(ママナ)である綏美亜や
目に見える神々、そして夜彲王
運命はますます過酷に複雑に回り始め…。
登場人物それぞれの”善と悪”をそれぞれの立場で描かれている第三部!!
人の心の奥底の心理描写が、繊細に描かれていて
作者は心理学にも精通しているのでは…
と思うほど…(◎_◎;)
第4部”目に見えぬ神々”から最終回までのあらすじ
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第4部 ”目に見えぬ神々”から最終回までのあらすじ 幻霧の森に分け入った鷹野は、透祜の形 をしたまぼろしから斬りつけられる。 鷹野は反撃できず、深手を負わされつつ 不二の里にたどりつく。 里で鷹野は、”普善神・天音”と会い、 空子都(クスト)という真魔那から、 威神の戎士を斬ることを命ぜられる。 その頃、桂たちは不二山を近くに仰ぎみる 海岸で旅の疲れをいやしていた。 そこへ鬼幽の戎士たちが現われ、 争いが起こるなか、桂は青比古たちと、 ついに運命の再会を果たすのだが――!? 目に見えぬ神々の聖地・永久蛇(トワダ) にいた律神のもとに、数神の威神が やってきて戦いを挑んだものの、ちりと消えた。 ここでは亞神も威神の等しくちりになる。 『なぜ自分だけがちりにならないのか』 問いかける律尊……。 一方、普善神・天音のもとで理想の世界を つくろうとする空子都に暗示をかけられた 鷹野は、威神の戎士を斬るためだけの日々を送っていた。 そこに現れた鬼幽に透祜の名を問われて 気を失った鷹野は、そのまま海へと落ちた。 海の者となった綏美亜に助けられた鷹野を、 空子都は引き離すように連れ去る。そして、 『わたしが戻るまで幻霧の森に近づくな』 と暗示をかけた。 心の底から鷹野の名を叫ぶ透祜。 その呼びかけに応え、 運命がふたりを引き寄せる。 空子都に 『透祜とともに不二を去る』 と告げた鷹野。 威神と亞神――鬼幽と天音 最後の戦いの幕が切って落とされた!! ……人はどこから来てどこへゆくのか、 なぜ世界はこのような形なのか、 大いなる謎の答えが明らかになる ”SF大河ロマン”感動の終焉!
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最後の戦いの意味を知るために
永久蛇山に向かう 透祜、鷹野そして鬼幽
そして、そこに”目に見えぬ神々”が…
亜神・威神を創造したのも
知恵も知識も、この戦いすらも
目に見えぬ神々によること…
では何故…⁉
その答えはとは…⁉
最終巻では、様々な登場人物達の決着が…。
空子都の不器用な愛情表現が、胸をうちます。
人の愛は時に誰かの意に背く事になり、
1番大切な物、大切な人の為になら、
全てが敵になっても…という刹那的な感情…。
最後まで運命に抗おうとする”鷹野”
鷹野を永遠に想い続ける”透祜”
…この”イティハーサ”子供の頃に読んだ時と
今読んだ感想が全く違うので、
また何年後かに読んだら変わるのかなぁ…なんて思いました。
『人は、どこから来て何処へ行くのか?』
という答えの全てがこの作品にあり
そしてその答えの受け取り方、
理解の仕方が読めば読むほど深くなる…。
1万2000年前の古代日本。
そして、物語は1万年の先の未来まで続くのです。
この物語から1万2000年後…
今こそが、イティハーサで描かれていた未来が…。
ぜひ、このSF大河ロマンの最高傑作‼
読んでみて下さい。確実に寝不足になるでしょう
( `ー´)ノ
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壮大なラストは通じるものがあります!ぜひ!
『イティハーサ』を読むにはこちら(=゚ω゚)ノ
最後まで読んでいただき
🌸ありがとうございました🌸
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ナピログ管理人 ナピコ☘
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