こんにちは、ナピログ・ナピコです☘
結論から言うと、『望郷太郎』は 文明が滅びた世界で
「人は何を頼りに生き直すのか」を真正面から描いた、
思考型SFヒューマンドラマの傑作です。
世界が凍りつき、人類が“初期化”された500年後。
人工冬眠から目覚めた男・舞鶴太郎は、
失われた文明と家族を胸に、祖国・日本を目指す旅に出ます。
正直に言うと、タイトルや表紙だけでは
ここまで骨太な物語だとは想像できませんでした。
ですが読み進めるほどに、
生きること・働くこと・信じることの意味を
静かに、しかし強く問いかけてくる作品です。
・SFが好きだけど、人間ドラマも重視したい
・文明崩壊後の世界観に興味がある
・『へうげもの』の価値観や思想が刺さった
こういう人には、間違いなくおすすめできます。
この記事では、
『望郷太郎』1〜13巻までのあらすじと見どころを整理しつつ、
「本当に面白いのか?」「打ち切りの噂は本当なのか?」
そして14巻の最新情報まで、まとめて紹介します。
『望郷太郎』はどんな漫画?
『望郷太郎』は、世界が“初期化”された500年後を舞台に、
文明・経済・人間社会の再生を描くSFヒューマンドラマです。
単なるサバイバル作品ではなく、
「文明とは何か」「人は社会なしで生きられるのか」といった問いを
物語の軸に据えている点が大きな特徴です。
ここからは、『望郷太郎』の基本的な作品情報をまとめて紹介します。
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作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 望郷太郎(ぼうきょうたろう) |
| 作者 | 山田芳裕(やまだ よしひろ) |
| 代表作 | 『へうげもの』『デカスロン』『度胸星』など |
| ジャンル | SF・人類再生・サバイバル・ヒューマンドラマ |
| 掲載誌 | モーニング(講談社) |
| 連載期間 | 2019年〜連載中 |
| 既刊 | 第1〜13巻(2026年1月時点) |
| 最新刊 | 第13巻(2025年2月発売) |
| 次巻情報 | 第14巻の刊行が予告されており、物語はさらなる展開へ(2026年1月22日) |
| 舞台設定 | 文明崩壊から500年後の地球。大寒波により“世界が初期化”された未来。 |
| 物語概要 | すべてを失った男・舞鶴太郎が、荒廃した世界で「人間らしさ」を取り戻す旅に出る。文明・経済・宗教・政治が再生していく“もう一つの人類史”。 |
| 関連作 | 『へうげもの』(同作者による文化×人間ドラマ。価値観と文明を描くテーマで通ずる) |
| 電子配信 | マンガBANG!、Kindle、コミックDAYSなどで配信中 |

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『望郷太郎』1〜5巻あらすじ(ネタバレあり)|文明崩壊から旅立ちまで
世界を凍らせた未曾有の大寒波によって、文明は一度完全に崩壊した。
人類は“初期化”され、生き延びた者のほとんどが原始的な暮らしへと逆戻りしている。
人工冬眠から500年後に目覚めた舞鶴太郎は、
かつて舞鶴通商のイラク支社長を務めていた人物。
富も地位も家族も失い、目の前には荒廃した世界だけが広がっていた。
絶望の中で死を選ぼうとした太郎を踏みとどまらせたのは、
日本に残した娘・恵美の存在だった。
500年経てばとっくにいないことは分かっている。
しかし、最後に娘の恵美、そして父親の最後を知ってから死んでやる!
その想いだけを胸に、
”イラク共和国・バスラ市”から祖国日本を目指し旅立ちます。
旅の途中で出会うのが、
野性味あふれる二人の男・パルとミト。
彼らと火を囲み、食を分け合う中で、
太郎は久しく忘れていた“人間らしい感情”を取り戻していく。
しかしこの世界では、
知識を持つ者=異端者でもあった。
「与えられる存在」でいることに違和感を覚えた太郎
まるで自分はペットの様だと。
“人として対等に扱われる”ため、命がけの祭りに参加する決断を下す。
1〜5巻で描かれるのは、
文明が失われた世界で、
人がもう一度「人間に戻っていく」までの過程だ。
派手な展開以上に、生きることの尊厳や、
「何をもって人と呼ぶのか」という問いが、
静かに、しかし深く胸に残る序盤となっている。
『望郷太郎』6〜10巻あらすじ(ネタバレあり)|文明と経済は再生できるのか?
6〜10巻では、物語の舞台が大きく広がり、
「文明とは何か」「社会はどうやって成り立つのか」という
より根源的なテーマが描かれていく。
太郎たちが辿り着いたのは、
かつて満州と呼ばれた地に築かれた大国・マリョウ。
そこでは農業、交易、身分制度が生まれ、
500年の時を経て“社会”と呼べる形が再構築され始めていた。
だがその内実は、
富と暴力が支配する歪んだ文明だった。
上層民は贅沢に暮らし、
下層民は奴隷として使い捨てられる。
文明は復活しても、
人間の欲望と搾取の構造は変わっていなかったのだ。
太郎はこの世界で、
かつての知識を使って「経済」という武器を手にする。
仲間たちと生み出した独自通貨「ヤープトマー」は、
人々の労働と信頼を価値に変える仕組みだった。
それは一時的に村を救い、支配構造に風穴を開ける。
しかし同時に、
新たな富は新たな争いも生む。
権力者たちの妨害、暴力による弾圧、
そして「金」を巡る裏切り――。
太郎は思い知らされる。
文明を再生することは、
希望を生むと同時に、
再び人を不幸にする可能性も孕んでいるという現実を。
それでも彼は立ち止まらない。
紙幣の発明、
エネルギーとしてのガソリンの再発見。
かつて人類が歩んだ文明の歴史を、
500年後の世界でなぞるように、
太郎はもう一度“人間の力”を信じようとする。
6〜10巻は、
『望郷太郎』が単なるサバイバルSFではなく、
文明・経済・人間社会そのものを描く物語であることを
決定づける重要な章となっている。
文明が崩壊した世界で、
人類がどのように生き延び、社会を作り直すのかというテーマは、
👉『創世のタイガ』とも強く通じています。こちらはよりサバイバル色が濃く、
「知恵と暴力の境界」を描いた作品
文明がゼロから立ち上がる過程に興味がある人には、
思考実験としても楽しめる作品です。『望郷太郎』の文明再生パートが刺さった人には特におすすめです。
『望郷太郎』11〜13巻あらすじ(ネタバレあり)|戦争と金、そして人間の選択
11〜13巻では、物語が大きな転換点を迎える。
文明の再構築が進んだ大国マリョウは、
一見すると秩序と繁栄を取り戻したかのように見えていた。
しかしその裏では、
「金」を巡る新たな支配構造が生まれていた。
紙幣の流通は人々の暮らしを便利にした一方で、
富を持つ者と持たざる者の差を、
より明確に、より残酷に浮き彫りにしていく。
太郎たちの前に立ちはだかるのが、
元・奴隷商人であり、
戦争を“金儲けの道具”として操る権力者・ブシフ。
彼は敵味方の双方に資金を流し、
争いが長引くほど利益を得る仕組みを作り上げていた。
太郎はそこで気づく。
戦争の本質は、
怒りや憎しみではなく、
金の循環によって維持されているという事実に。
「戦えば戦うほど、誰かが儲かる世界」
その歪みを断ち切るため、
太郎は再び“知識”と“行動”を武器に立ち上がる。
物語の象徴となるのが、
大陸横断レース「馬車争(ばしゃそう)」だ。
野性と本能を体現するパルと、
理性と文明を背負う太郎。
二人の対比は、
この世界がどこへ向かうべきかを、
読者に静かに問いかけてくる。
文明は再び動き出した。
だがそれは、
かつて人類が滅びた道と同じかもしれない。
11〜13巻は、
『望郷太郎』という物語が、
「人間は過ちを繰り返すのか、それとも学べるのか」
という問いに真正面から向き合う章となっている。
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『望郷太郎』は打ち切り?完結してる?噂の真相を解説
『望郷太郎』について検索すると、
「打ち切り」「完結した?」といったワードを目にすることがあります。
結論から言うと、
『望郷太郎』は打ち切りではありません。
現在も『モーニング』(講談社)で
連載が続いており、
物語は意図的に長期的な構想のもとで描かれています。
では、なぜ「打ち切り」という噂が出たのでしょうか。
理由の一つは、
本作がいわゆる“派手なバトル漫画”や
“分かりやすい成功物語”ではない点にあります。
『望郷太郎』は、
文明・経済・宗教・戦争といった重いテーマを扱い、
物語の進行も決してスピーディーではありません。
そのため、
展開の遅さやテーマの重さを理由に、
「話が進まない」「難しい」と感じる読者が一定数いるのも事実です。
しかしその一方で、
じっくり腰を据えて読む読者からは、
・設定の深さ
・文明再生のリアリティ
・人間の本質を描く視点
といった点が高く評価されています。
実際、物語は11〜13巻で大きな節目を迎えつつも、
多くの伏線や問いを残したまま次章へと進んでいます。
「物語が終わった」どころか、
むしろここからが本番と言える展開です。
そのため、
「打ち切りなのでは?」
と不安に思っていた人も、安心して読み進めて問題ありません。
『望郷太郎』14巻はいつ発売?予約情報と今後の展開予想

『望郷太郎』14巻については、
すでにamazonで予約が開始されています。
発売日は【1月22日】予定。
物語は11〜13巻で大きな節目を迎えた直後だけに、
14巻は“次の文明段階”へ進む重要な巻になると考えられます。
13巻までで描かれたのは、
文明の再生と、その裏に潜む「金」と「戦争」の構造。
14巻では、
・再生された文明はどこへ向かうのか
・人間は同じ過ちを繰り返すのか
・太郎が見出した「希望」は本物なのか
といったテーマが、
より深く掘り下げられていくはずです。
物語のスケールが国家から世界へ広がる可能性もあり、
シリーズ全体の方向性を決定づける一冊になるでしょう。
すでに1〜13巻を読んでいる人はもちろん、
「途中で止まっていた」という人にとっても、
この14巻は再読・再開のきっかけになるはずです。
ここから先はまだ描かれていない未来
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文明や国家がどのように生まれ、
個人の選択が歴史を動かしていくのかという視点では、
👉『ヒストリエ』とも非常に相性が良い作品です。『望郷太郎』が「文明再生」を描く物語だとすれば、
『ヒストリエ』は「文明成立の瞬間」を描いた物語。
あわせて読むことで、テーマの奥行きが一気に広がります。
まとめ・感想|『望郷太郎』は文明が滅びても、人はやり直せる物語
私は長年漫画を読んできましたが、
『望郷太郎』は「面白いかどうか」ではなく、
読後に価値観が少し揺さぶられるタイプの作品だと感じました。
SFという枠を借りて描かれた、
人間そのものを問い直す物語です。
世界が凍りつき、文明が失われても、
人は言葉を交わし、食を分かち、
もう一度「社会」を作ろうとする。
そこに描かれるのは、
遠い未来の空想ではなく、
いまを生きる私たち自身の姿です。
・文明とは何のためにあるのか
・金は人を幸せにするのか
・人は過ちから学べるのか
『望郷太郎』は、
そうした問いを押し付けることなく、
物語として静かに投げかけてきます。
正直、万人向けの漫画ではありません。
ですが、
考えることが好きな人、
人間ドラマが好きな人、
人生のどこかで立ち止まったことがある人
には、強く刺さる一作です。
文明が滅びても、人はまた歩き出せる。
『望郷太郎』は、
そんな希望を、決して甘くなく、
それでも確かに描いてくれる作品でした。

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🪶関連作:『へうげもの』との共鳴
『望郷太郎』を読んでいて何度も感じるのは、
同じく山田芳裕先生の代表作
『へうげもの』
との“精神的なつながり”です。
『へうげもの』では、
戦国という混乱の時代の中で、
「美」や「文化」に人生を賭けた人々が描かれました。
一方の『望郷太郎』は、文明が滅びた後の世界で、
再び“人間らしさ”を取り戻そうとする物語。
どちらの作品にも共通するのは、
「人間は、どんな時代でも“価値”を生み出す生き物である」
という信念。
富も地位も失った世界で、太郎はもう一度考えます。
“幸せとは何か”“文明とは何のためにあるのか”
その問いかけこそが、
山田芳裕作品の根底に流れるテーマなんだと感じます。

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作品・関連作の整理
本作:望郷太郎
作者:山田芳裕
関連作:
へうげもの(価値観・文明)
創世のタイガ(文明ゼロ再構築)
ヒストリエ(文明成立)
最後まで読んでいただき
🌸ありがとうございました🌸
その他にもたくさんの漫画を紹介しています。ぜひのぞいてみて下さい↓↓↓







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