こんにちは、ナピログ・ナピコです☘
『子供を殺してくださいという親たち』は精神疾患・依存症・ひきこもり・家庭内暴力など
“どこにでも起こりうる現実”を描いたドキュメンタリー漫画です。
この記事では、
・1〜最新17巻までのあらすじ(最短で概要を理解できる構成)
・読む前に知ってほしい注意点
・ドラマ版/原作ノンフィクション/関連作品の案内
をまとめて解説します。
※この記事は「家族に何が起きているのか知りたい人」や「同じ悩みを抱えている人」のための解説まとめです。
「家族の中の苦しみ」を扱うため、
読むタイミングによっては心が苦しくなる作品です。
- この記事はどんな人のためのまとめか
- 『「子供を殺してください」という親たち』 原作:押川剛 漫画:鈴木マサカズ
- 『子供を殺してくださいという親たち』1巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』2巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』3巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』4巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』5巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』6巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』7巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』8巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』9巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』10巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』11巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』12巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』13巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』14巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』15巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』16巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- 『子供を殺してくださいという親たち』17巻(最新刊)ネタバレ・あらすじ|要点と感想
- ▼この記事を読んだ人におすすめ(同じテーマの深掘り3選)
- ✦ まとめ:家族・社会・医療…誰か一人では解決できない“現実”と向き合う物語
この記事はどんな人のためのまとめか
▼こんな人におすすめ
・家族問題や当事者支援のリアルを知りたい
・精神疾患やひきこもりの“構造”を理解したい
・実話をもとにした社会漫画を探している
▼今はしんどいかも…という人
・家族・子どもに関するトラウマを抱えている
・精神疾患の当事者/家族として現在しんどい状況にある
このまとめを読むと、ただ重いだけじゃない“出口”まで理解できるようになります。
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『「子供を殺してください」という親たち』 原作:押川剛 漫画:鈴木マサカズ
※いま少ししんどい人は、無理せずブックマークして後で読むのもおすすめです

作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 『子供を殺してくださいという親たち』 |
| 原作 | 押川剛 |
| 漫画 | 鈴木マサカズ |
| ジャンル | ドキュメンタリー / 社会問題 / 精神医学 |
| 出版社 | 新潮社(バンチコミックス) |
| 巻数 | 1〜17巻(最新刊) |
| 媒体 | コミック / Kindle / アプリ配信あり |
著者情報
1968年生まれ
福岡県北九州市出身。専修大学中退。
トキワ警備
(現・株式会社トキワ精神保健事務所)
そ創業後、説得による
『精神障害者移送サービス』
を日本で初めて創始。
移送後の自立・就労支援にも携わる。
ジャーナリスト・ノンフィクション作家
としても活動し、ドキュメンタリーが多数
放映される。
1973年静岡県出身。京都精華大学卒業。
『無頼侍』『マトリズム』
『銀座からまる百貨店 お客様相談室』
など硬軟含めた意欲作を執筆。
『ダンダリン―〇―』がTVドラマ化、
くらげパンチで
『ケーキの切れない非行少年たち』を
漫画化するなど各方面で話題沸騰中。
登場人物
| 名前 | 役割・詳細 |
|---|---|
| 押川剛 | トキワ精神保健事務所 所長。重度ケースを含む対象者を説得し、医療につなぐ“最後の砦”。 |
| 実吉あかね | 押川の右腕スタッフ。取材・支援・現場同行のすべてを担当。 |
| トキワ精神保健事務所 | 精神疾患・依存症・長期ひきこもりなど、医療につながれない人を説得し治療へ導く専門機関。 |
”「子供を殺してください」という親たち”について
重度の統合失調症やうつ病
強迫症やパニック症といった精神疾患。
不登校や無就労などのひきこもり
薬物やアルコールなどの物質使用障害。
ギャンブル・ネット・ゲームなどへの嗜癖
ストーカー・DV・性犯罪
精神科医療とのつながりを必要としながら
適切な対応がとられていない子供たち
そういった子供をもつ親からの依頼で
対象者を説得し医療につなげる
それが
(株)トキワ精神保健事務所
の業務である。
様々なメディアで取り上げられた
押川剛氏の衝撃のノンフィクションを
鬼才・鈴木マサカズ氏の力で完全漫画化!『「子供を殺してください」という親たち』
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『子供を殺してくださいという親たち』1巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
庭で全裸のままバットを振り回す青年・慎介。
近隣住民が誰も驚かないその光景は、”日常化した異常” だった。
遡ること2週間前、慎介の母親は押川のもとを訪れる。
優等生だった慎介は受験期を境に急激に成績が低下し、
心療内科で「統合失調症」と診断。症状は悪化し、ついに飼い猫を殺してしまう。
限界を迎えた家族は押川に助けを求めるが、
問題は慎介だけではない。アルコール依存の父・則夫のケースなど、
家庭環境が病をより深刻化させる “闇” が浮き彫りになる。
押川と実吉は、崩れかけた家族に寄り添いながら、
医療につながる道を探していく――。
ポイント
- 精神疾患は「本人だけの問題ではない」
家庭環境・親の認識不足・放置が症状を加速させてしまうことが強調される。 - “見ないふり” は深刻な事態を招く
周囲が気づいていても誰も動かない現実がリアル。
(全裸でバットの場面はその象徴) - 押川の支援スタイルが初めて描かれる巻
力ではなく「現実を伝え、医療へつなげる」姿勢がわかる重要な出発点。 - アルコール依存症=精神疾患であることを明確に説明
“依存” が家庭全体を蝕むプロセスが読者にも理解しやすい。
感想
1巻は「家族の闇」がとても重いのに、
押川が淡々と、しかし誠実に向き合っていく姿に救いがある巻。
“これは誰の家でも起こり得る問題だ” と痛感させられる導入になっています。
『子供を殺してくださいという親たち』2巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
母親を奴隷のように扱い、ゴミに埋もれて生活する娘。
うつ状態なのに病院に行こうとしない息子。
そして「自分は悪くない」と問題を直視しない親たち――。
2巻では対象者本人よりも、
“家族側の問題” がより濃く描かれる巻。
精神疾患を抱えた子どもを前に、
・見て見ぬふりをする母親
・厳しさで追い詰める母親
・家庭に無関心で向き合わない父親
といった、“環境が病を深刻化させる”現実が浮き彫りになる。
押川は、本人と向き合うだけでなく、
「親が抱える歪み」とも対峙していく。
卓也のケースでは、厳しさに追いつめた母と、
家を見ようとしない父に向かって、
押川が言う――
「どうしようもないクソ親のことは、お前からケジメをつけてもいいんじゃねえか」
この強さこそ、押川の支援の核心。
ポイント
- 親の問題=子どもの問題
2巻は“家庭の歪みこそ病を悪化させる”という構図が最もわかりやすく描かれる。 - 精神疾患は本人の性格問題ではない
気質×環境の相互作用で発症することが強調され、読者の理解を深める。 - 押川の「家族ごと支援」の姿勢が濃く出る巻
対象者本人だけを変えても意味がない、というメッセージが明確。 - 家族の無責任・逃避・罪悪感の循環がリアル
どの家庭にも起こりうる“負の連鎖”が読者に刺さる。
感想
2巻は読者の心に特に刺さる巻。
問題の原因は「本人だけ」ではなく、
家庭の見えない歪みが病を形成していく様がリアルに描かれている。
誰もが“加害者にも被害者にもなり得る”という怖さと、
押川が真正面から向き合う姿勢が胸を打つ内容。
『子供を殺してくださいという親たち』3巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
精神を病んだ息子を救おうとしない母親、
恋人への執着からストーカー化していく青年、
そして薬物中毒――。
3巻は“心の闇が暴走する瞬間”が生々しく描かれる巻。
理不尽な別れを受け入れられず、
愛が憎しみに変わり、暴走へ向かう心理が丁寧に示される。
また、親が問題を直視しないケース、
家庭の中でじわじわ病が進行していく様子など、
「家族の無理解」も大きなテーマ。
押川は、本人のスマホや生活記録から
隠された“本音”を読み取り、
型にはまらない支援で危機を回避しようと奔走する。
ポイント
- ストーカー化の心理がリアル
愛→執着→憎しみ→犯行、
心の変化が細かく描かれ、読者の理解が深まる。 - 親の無関心・回避が問題を悪化させる構造
「見て見ぬふり」が最悪の結果を生むケースを提示。 - 押川の“現実的な専門性”が光る巻
教科書通りにいかない状況で、
行動・観察・現場判断を優先する支援スタイルが魅力。 - プライバシーと命の線引き
“スマホを見るべきか問題”など、倫理的な葛藤も描かれる。
感想
3巻は読んでいて胸が苦しくなるほどリアル。
特にストーカー化する息子の、
**「愛が壊れていく瞬間」**の描写は、
誰にでも起こりうる心理だと痛感させられる。
また、家族の回避・無理解が事態を悪化させる様子は、
“支援には家族全体への介入が必要”という本作の核心を示す巻。
押川の冷静さと現場感覚が光り、
読者に深い余韻を残す内容になっている。
『子供を殺してくださいという親たち』4巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
押川剛率いるトキワ精神保健事務所は、
精神疾患や薬物依存、長期ひきこもりなど
“医療につながれない人たち”を説得し、
治療へ導く仕事を続けている。
4巻では、薬物中毒者・キヨさんの続編を中心に、
「依頼にならなかったケース」
「事務所史上最悪のクリスマス事件」
など、成功・失敗の両面が描かれる。
特に家庭内で起きる“隔離という名の放置”、
行政の事なかれ主義、
親の「なかったことにしたい心理」など、
問題の根深さが赤裸々に示される巻。
ポイント
- 薬物依存のリアルな“再発”と家族問題
支援者がいかに尽力しても、家族の理解がなければ再び破綻する。 - 依頼にならなかったケースの意味
「助けを求めない家族ほど危険」という現実に触れる。 - クリスマス事件の強烈さ
子どもを“お荷物扱い”して隔離する家庭の闇が衝撃的。 - 支援者 vs 行政のズレ
行政の形式的対応と、現場の切迫感との乖離がよくわかる。
感想
4巻は、とにかく重い。
特に“隔離され放置された子ども”の描写は胸に刺さり、
読者に 「ここまで行く前に、誰か止められなかったのか…」
と考えさせられる内容。
薬物依存が一度では救えない病気であること、
家族が真摯に向き合わないと
“治療以前の問題”になることがよく分かる。
また、事件の裏で淡々と対応する押川と実吉の
“現場のリアルな苦悩” が伝わってきて、
読む側も心が重くなるけど、それ以上に深く考えさせられる巻だった。
『子供を殺してくださいという親たち』5巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
トキワ精神保健事務所には、
「家族では抱えきれない問題」を抱える親からの依頼が続々と届く。
5巻では、
- 娘の病状を偽って依頼した母親のケース
- 弟に依存し続けた自傷癖の兄のエピソード
など、“家族が抱える嘘・依存・崩壊”が中心テーマ。
病識のない本人だけでなく、
家族自身が問題に気づけないことが最大の壁
であることが強く描かれる。
ポイント
- 家族の「嘘」が事態を悪化させる
- 依存し合う兄弟関係
- 医療につながるまでの過酷な道のり
- 「良い病院・良い支援者」と出会う難しさ
感想
読むほど胸が苦しくなる巻。
特に、病気の兄を支える弟がひとりで限界まで頑張る姿は切なく、
“この家族を誰が助けられるのか”という現実の重さがのしかかる。
良い支援者や良い医療に出会うことは本当に難しい。
それでも押川たちが諦めずに動き続ける姿勢に救いを感じる。
『子供を殺してくださいという親たち』6巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
6巻では、
- 兄に依存する弟の物語の続き
- 子どもの病を隠す親のケース
- 家族と交流できない息子が入院後に起きた悲劇
など、いずれも“家族の無理解・無自覚”が連鎖していくエピソードが収録。
病気を「見なかったことにする」家族ほど、
結果として本人を追い込み、支援から遠ざけてしまう――
その恐ろしい現実が浮き彫りになる。
ポイント
- 家族の“黙認”が引き起こす二次被害
- 入院しても終わらない支援の苦労
- 押川の揺るぎない信念「命は大事にしなきゃならない」
- 医療現場の限界と負担
感想
「家族だからこそ、目の前の人を“人として見られなくなる”瞬間がある」
支援者としての押川の覚悟が強く伝わる巻。
重たい現実ばかりだけど、その中にあるわずかな希望が心に残る。
家族の問題は外からは見えない分、支援が遅れやすく、
そこにこそリスクが潜んでいる――と深く考えさせられる。
『子供を殺してくださいという親たち』7巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
7巻は、
精神疾患で入院した後に起きた事件
や
子どもを甘やかし続ける祖母
など、複雑な家庭事情を抱えたケースが登場。
中でも、小児性愛に関わるケースは非常に重く、
“本人の問題”に見えて、実は家族の対応が長年歪みを作っていた
という事実が明かされていく。
ポイント
- 小児性愛という深刻な問題
- 家族の“愛情のかけ違い”が作る歪み
- 親や祖母の「善意」が毒になるケース
- 更生の難しさと長期的な支援の必要性
感想
読んでいて本当に心が苦しくなる巻。
貴仁のようなケースは、本人だけに原因があるわけではなく、
家族の中で積み重なった歪みの結果であることが怖い。
「家族は一度歪むと正すのが難しい」
押川が言うその言葉の重さが、7巻全体を通して心に響く。
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◆ ケーキの切れない非行少年たち
認知の歪みが犯罪を生む構造を描いた社会問題作。
『子供を殺してくださいという親たち』8巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
引きこもりの子どもを抱え、経済的にも精神的にも限界に来た家庭が押川の事務所に相談へ。
しかし、家族間で治療方針が一致しない“最悪のケース”が明らかになっていく。
さらに、精神障害を発症した妻に振り回される夫と義父のエピソードも収録。
医療につながれないまま症状が悪化し、家庭が崩壊していく姿が生々しく描かれる。
今回も、押川の“現場の厳しさ”が浮き彫りになる巻。
ポイント
- 家族の“温度差”が治療を妨げる
- 経済状況が悪化し、支援すら難しくなる現実
- 配偶者の精神疾患に振り回される家庭の限界
- 押川の仕事が「打率1割でも上出来」と言われる理由が見える巻
感想
この巻は、とにかく“無力感”が重くのしかかる内容。
押川が尽力しても、家族が同じ方向を向いていなければ支援が成立しない…という現実が胸に刺さる。
特に、精神障害を抱えた妻に振り回される夫のケースは、
「家族だけで抱え続ける危険性」がよくわかり、読んでいて辛くなる場面も多い。
それでも押川が諦めずに向き合う姿勢が、希望として描かれている巻だった。
『子供を殺してくださいという親たち』9巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
精神疾患を発症した妻・和江に振り回される夫とその家族。
いったんは入院したものの、和江は強引に病院を離れ、夜の街を徘徊しながら夫への罵倒を続けていた。
夫婦間・義父との関係も悪化し、三者が互いに責任を押しつけあう状況が明らかになる。
押川は事態を整理し、家族に現実的な「救いの道」を示すことになる。
ポイント
・統合失調症の家族対応の難しさ
・「引きこもり」の分類と、医療に繋がりにくい人の実態
・家族関係がこじれると問題が長期化すること
・押川が示す“現実的な支援”の姿
感想
夫・義父・妻、それぞれが責任を押し付け合う“負の三角形”が非常にリアル。
誰か一人に問題があるのではなく、家族全員に課題が存在する。
押川の「四の五の言わずに行動する」という姿勢が、現場の厳しさを感じさせるエピソード。
医療につながれない家庭がどれほど多いかを突きつけられる巻だった。
『子供を殺してくださいという親たち』10巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
「ひきこもり」をテーマに取材に来た記者に対し、押川が語り始めたのは、かつて事務所に押しかけてきた青年・斉藤正人のケース。
正人は“ひきこもり”を自称しながらも、風俗や飲酒に出かけ、通院もできる状態だった。
その矛盾に押川は違和感を覚える。
やがて正人の「本当の顔」が明らかになり、物語は衝撃の展開へ向かう。
ポイント
・“ひきこもり”の定義の曖昧さ
・家族の過保護・共依存が問題を深める構造
・表面の「弱者」に見える人物の裏側
・支援の難易度を示す象徴的なケース
感想
実際には「困っているように見えるが、問題の本質は別にある」ケースが描かれ、読者の価値観を揺さぶる巻。
正人の言動が徐々に噛み合わなくなる怖さがリアルで、最後の“本当の顔”は強烈。
支援とは単純な善意では成立しないことを突きつけられた。
『子供を殺してくださいという親たち』11巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
以前依頼を受けた母親から、再び息子・哲平の相談が届く。
哲平は入院措置後も暴れ続け、押川自身が暴行を受けて負傷する事態に。
父親は終始「他人事」で、家族の温度差は深刻だった。
押川は長年の現場で積み上げてきた「覚悟」を胸に、再び哲平の支援に挑む。
ポイント
・家族の“責任放棄”が生む地獄
・統合失調症の患者が抱える衝動性のリスク
・支援者側の倫理(患者を傷つけない)
・押川が移送サービスを立ち上げた原点が語られる重要巻
感想
哲平のケースはあまりに重く、そして現実的。父親の無関心さが問題を数倍に増幅させているのが胸に痛い。
押川の「患者さんを絶対に傷つけてはいけない」という姿勢は、支援者の矜持として心に響く。
裏で病院が揉み消していた事実も含め、現場のリアルすぎる闇が描かれている。
『子供を殺してくださいという親たち』12巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
ゲーム・アニメに没頭し、母親を“奴隷化”するように使役していた青年・直之のケース。
引きこもりの原因はどこにあるのか、そしてどう自立に導くのか…。
押川は彼との「人間関係の再構築」に取り組む。
また、押川の人生を変えた歌舞伎町でのエピソードも描かれる。
ポイント
・親子の共依存(支配と服従の構造)
・“引きこもり”の背景に潜む未治療の障害やトラウマ
・押川の支援スタイルを形作った原体験
・自立支援の実例として重要な巻
感想
直之の態度の裏にある“依存”と“恐怖”がリアル。
暴力と甘えが同居する危険な関係性が、そのまま家庭崩壊を招いている。
押川のアプローチが徐々に作用する過程が読み応えあり。
歌舞伎町編も含め、押川の人物像が深まる一冊。
『子供を殺してくださいという親たち』13巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
薬物依存の女性・沙織の物語が続く。
改善の兆しが見えたかと思えば、その裏で別の問題が噴出していく。
また、押川の右腕である実吉あかねの過去が語られ、彼女がなぜ現在の仕事に携わるようになったのかが明らかになる。
ポイント
・薬物依存の“回復と再発”のリアル
・支援者・実吉のバックボーンが重要回
・女性支援の難題(依存・搾取・人間関係)
・非行・依存を生みやすい家庭環境
感想
沙織のケースは「回復とは一直線ではない」現実を突きつける内容。
実吉の過去は切なくも温かく、彼女の強さの源が理解できる巻。
支援者もまた傷や葛藤を抱えていることが伝わるエピソードだった。
『子供を殺してくださいという親たち』14巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
実吉の過去編が完結し、彼女が騙されてしまった理由が丁寧に描かれる。
また、近年急増している「梅毒」に関する事例も登場。
感染症が精神症状にまで発展するケースを、押川の実体験をもとに追っていく。
ポイント
・“性”の問題と精神疾患の接点
・若い女性が陥る危険(搾取・依存)
・感染症が脳に及ぼす影響
・支援者の視点から語られる現代の闇
感想
梅毒の話はとにかく恐ろしい…自己判断の危うさを強く実感。
実吉の過去編は意外と淡々と終わるが、彼女の優しさの根源を理解できる内容だった。
現代の“性”の問題がいかに精神医療と関係するかを学べる巻。
『子供を殺してくださいという親たち』15巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
新スタッフ・久利須が登場。
教育虐待によって精神を病んだ大学生・佑磨の支援が始まる。
父親は都合の悪いことを隠し、責任を押し付けるばかり。
押川は家庭の隠された問題を暴きながら、佑磨を医療へつなげようと奮闘する。
ポイント
・教育虐待のリアル
・表向き“良い家庭”ほど問題が隠される
・父親の責任逃れが問題を悪化させる構図
・支援が成功するケースはごく一部という現実
感想
佑磨のケースは胸が痛い。
表では優秀な息子を求め、裏では精神を追い詰める親の姿が今の社会を象徴している。
押川の行動がなければ、取り返しのつかない結果になっていたはず。
『子供を殺してくださいという親たち』16巻ネタバレ・あらすじ|要点と感想
あらすじ
15年前のエピソードが描かれる。
兄(サンデス)は不登校、妹(アンナ)は暴力を振るう問題行動が続き、家族は限界に達していた。
押川は2人の背景にある“愛情不足”を読み取り、学校や関係機関を巻き込みながら支援に取り組む。
ポイント
・暴力行動の根底には“愛されない不安”
・学校・家庭・支援者の連携の重要性
・家族の負の連鎖
・本人よりも親側の課題が大きいケースが多い
感想
アンナのケースは、まさに“愛情の欠乏”が問題行動として表面化する典型例。
押川が動くことで事態が大きく動き始める様子が読み応えあり。
サクラの存在も切なくて印象的だった。
『子供を殺してくださいという親たち』17巻(最新刊)ネタバレ・あらすじ|要点と感想

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あらすじ
アンナの後日談と、押川と対立する“逆引き出し屋”の存在が描かれる。
さらに、次に控える新ケースでは、“性”に執着する少女の問題が取り上げられる。
ポイント
・アンナのその後に見える“連鎖のリアル”
・違法すれすれの支援業者の存在
・支援の倫理と危険性
・次巻のテーマ(性依存)への布石
感想
アンナが一時的に良くなっても、その後の結婚・離婚がリアルで胸が痛い。
負の連鎖は簡単には止まらない。
“逆引き出し屋”の存在は本当に恐ろしく、一般人が巻き込まれるリスクも示されている。
続巻の予告も衝撃的。
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✦ まとめ:家族・社会・医療…誰か一人では解決できない“現実”と向き合う物語
「子供を殺してください」という親たちは、
精神疾患・依存症・家庭内暴力・ひきこもりなど
社会の“見えにくい問題”を真正面から描いた作品です。
1巻から17巻まで読み進めると、
どの家庭にも共通しているのは、
問題の原因が「特定の一人」ではないということ。
・未治療の病識のなさ
・親子の共依存
・家庭の秘密
・教育虐待
・家族の責任放棄
・支援に繋がらない構造
・社会の無理解
どれか一つでも噛み合わなくなると、
家庭はあっという間に崩れてしまう——
その“リアル”を突き刺すように描いています。
そして、押川さんと実吉さんは
ただ対象者を説得するだけでなく、
家族全体の歪みを見抜き、
現実的に立て直すための道筋を示す存在。
「誰かが悪い」
「親が悪い」
「本人が悪い」
そんな単純な話ではなく、
構造ごと改善しないといけない問題なんだと
改めて気づかされる作品でした。
この作品は
“読む前と後で、見る景色が変わる本”
だと思う。
怒りや悲しみだけでなく、
「どうすれば救えるのか?」
「支援とは何か?」
「家族が壊れないために何ができるか?」
そんな視点がしっかり胸に残る。
読んでよかった、と心から思えるシリーズです。

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🌸ありがとうございました🌸
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