『ヒストリエ』1〜12巻最新刊までのあらすじネタバレ感想・史実を徹底解説

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こんにちは、ナピログ・ナピコです

『寄生獣』の岩明均が描く歴史大作
『ヒストリエ』

11巻から約5年ぶりに待望の12巻が登場し、大きな話題となっています。

本記事では1〜12巻のあらすじを分かりやすく総まとめしつつ、

最新刊12巻で描かれる「フィリッポス王暗殺」の真相や、

11巻で張られた伏線、パウサニアスとオリュンピアスの関係を深掘りします。

そして『ヒストリエ』を読んでいると
「歴史上、本物のエウメネスってどんな人なんだろう?」
と思うことありますよね☺️

アレクサンドロス大王に仕え、
文官でありながら稀有な軍才を持っていた男──エウメネス。

史実では重要な役割を果たしながら、いまも謎の多い人物です。

この記事では、
『ヒストリエ』の最新刊までのあらすじ
史実としてのエウメネスの姿を、ネタバレに配慮しながら丁寧に紹介。

作品の理解を深めたい方や、
歴史的背景を知ってもっと楽しみたい方に向けて、

エウメネスの“実像”をわかりやすくまとめました。

『ヒストリエ』とは?

作品情報

項目内容
作品名ヒストリエ(HISTORIE)
作者岩明均
出版社講談社
レーベルアフタヌーンKC
巻数既刊12巻(連載中・11巻から約5年ぶりの新刊)
ジャンル歴史漫画・古代ギリシア・英雄譚
舞台紀元前のギリシア・マケドニア周辺
主人公エウメネス(アレクサンドロス大王の書記官)

舞台は紀元前。
主人公は、のちにアレクサンドロス大王に仕えたエウメネス。

奴隷、放浪、王宮勤務、戦場、諜報活動──
あらゆる場面で頭脳と観察力を武器に生き抜く青年の物語です。

都市国家カルディアで、町一番の名家で育ったエウメネス。

書物が好きで、成績も優秀。
名家の家で自由市民として育った彼だったが、父親の死により状況は一変。

実はエウメネスは蛮族出身の出自の養い子であった……。

奴隷の身に落とされたエウメネスは、奴隷を酷使する商人に買われて

出自である”スキタイ族”の活動領域であるオルビアに向かうことに…

エウメネスを待ち受けるのは、過酷な奴隷人生…

と思いきや、オルビアに向かう船で、思わぬ出来事が……!!

航海の途中で船が難破し、ただ一人、村民に拾われたエウメネス。

奴隷制度のない土地でいつしか立派な村民の一人として成長した——。

岩明均が史実のすき間に大胆なドラマを加え、
重厚なのに読みやすい稀有な歴史漫画となっています。

岩明均『ヒストリエ』1〜12巻あらすじ総まとめ|5年ぶりの新刊前に読み直したい!

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アレクサンドロス大王の側近(書記官)として仕えた歴史的人物・エウメネス。

彼の波乱に満ちた生涯を描く岩明均『ヒストリエ』。

あの『寄生獣』の作者が描く、古代ギリシアの壮大な歴史ロマンです。

紀元前の歴史上の人物なのに、岩明均先生が描くと…
まるで、現代の頭の切れる風変わりな若者に見えて来ちゃう😆

そして──
11巻から約5年ぶりに、ついに12巻が発売!
新刊の前にストーリーを復習したい人のために、1巻〜12巻までを分かりやすくまとめました。

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【総まとめ】1〜12巻あらすじダイジェスト

登場人物

名前説明
エウメネス主人公。のちにアレクサンドロス大王の書記官となる実在人物。観察力・判断力に優れた知略家。
アレクサンドロス大王フィリッポス2世の息子で、若くして大帝国を築いた歴史的征服者。天才的な戦術家。
フィリッポス2世マケドニア王。軍制改革に成功し国を大国へ押し上げた名君。アレクサンドロスの父。
オリュンピアスアレクサンドロスの母。宗教的で神秘的な雰囲気を持つ王妃。物語を大きく動かす存在。
エウリュディケフィリッポス王の第7王妃。美貌と聡明さを持ち、運命に翻弄される女性。
パウサニアスアレクサンドロスに瓜二つの青年。感情が薄く、11〜12巻の心理ドラマの中心人物。
アリストテレス大哲学者。エウメネスに影響を与える“師”として登場。
ヘファイスティオンアレクサンドロスの側近で親友。謎めいた存在で、物語で重要な役割を持つ。

1〜4巻:エウメネス誕生編

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5〜6巻:放浪、アリストテレスとの出会い、そして王宮へ

村を出て放浪し、アリストテレスと出会うエウメネス。

やがて故郷カルディアへ戻り、マケドニア王フィリッポスに才能を見込まれて書記官に抜擢。

運命が大きく動き始めます。

7〜9巻:戦争と諜報活動で成長するエウメネス

王子アレクサンドロス(後の大王)と出会い、マケドニア将棋を開発。

遠征先で旧友と再会したり、アテネへ潜入して工作活動を行うなど、知略家としての側面が輝く巻。

アレキサンダー大王とは

アレクサンドロス3世
アレクサンドロス(アレキサンダー)大王
とも呼ばれる。
20歳で王位を継承、
類を見ない東方遠征を重ね、30歳までには
ギリシャからインド北西にまたがる大帝国を建設。
戦術・戦略の天才と言われている。

10巻:カイロネイアの戦い

ギリシアの覇権を決める歴史的大戦。

アテネ・テーベ連合軍 vs マケドニア軍。

アレクサンドロスが歴史の表舞台に立ち、エウメネスは大きな転換点に立ち会うことになります。

11巻:パウサニアス編(心理ドラマ・運命の導火線)

アレクサンドロスに瓜二つの青年・パウサニアスが登場。

感情が希薄で、過酷な人生を歩んだ彼は実存の迷子のような人物。

王妃オリュンピアスと不可思議な共鳴を起こし、物語は「フィリッポス暗殺」へと動き始めます。

心理描写が圧巻の巻。

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12巻:フィリッポス王暗殺(5年ぶりの最新刊)

王妃エウリュディケ暗殺計画をエウメネスが阻止。

首謀者オリュンピアスは故郷へ送還されるが、移動中に暗殺部隊が襲撃。

その最後の一人は、アレクサンドロスに似た青年パウサニアス。

そして──歴史の大事件「フィリッポス王暗殺」が描かれる。

パウサニアスの運命、アレクサンドロスへの狂気にも似た賛辞。

血と心理と運命が絡み合う、圧倒的なクライマックス。

5年間待った読者の期待を裏切らない濃密な内容です。

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『ヒストリエ』岩明均先生の
もう一つの代表作『寄生獣』もぜひ。

歴史大作とはまた違う形で、
「人間とは何か」というテーマが鋭く描かれています。

▶ 『寄生獣』あらすじ&最終回までの徹底解説はこちら

◆ 11巻:物語の“心臓部”となる心理ドラマ(最新刊12巻を読む前の復習版)

11巻は、それまでの軍略・政治中心の展開から一転し、
「人間の心とは何か」
というテーマが強烈に押し出される巻。

登場人物の中でも特に異彩を放つのが、
“アレクサンドロスに瓜二つの青年・パウサニアス”


パウサニアスとは何者か?

11巻で描かれる彼の人生は残酷そのもの。

没落貴族の家に生まれる
兄からの虐待
周囲の大人たちから“不気味な子”と恐れられる
顔に大怪我(獅子狩りでの傷)
感情が乏しく“心がない”と呼ばれ続ける

にもかかわらず、
彼は人間よりも、動物の「感情」を観察している

→ 獅子の“怒りと悲しみ”を見たことが
後の大きな伏線になる。


「心はどこにあるのか?」という哲学的テーマ

11巻のタイトル「心の座」が象徴するように、
この巻は「心」をめぐる実存ドラマ。

パウサニアスの視点は

心は脳にある?
心は胸にある?
心があるから苦しむのか?
心がない者は幸福か?

という問いを投げかけ、
読者まで揺さぶってくる。

岩明均は歴史漫画の枠を超え、
心理学・哲学・宗教に踏み込んでくる。


11巻最大の伏線:オリュンピアスとの共鳴

王妃オリュンピアスの“危険な美しさ”は
ヒストリエ随一。

蛇と寝るシーンもあり、宗教的狂気すら漂う。

そんな彼女がパウサニアスの“表情のない目”を見た瞬間、
不可思議な興味と魅力を感じ取る。

これが「フィリッポス暗殺」の遠因となる。


12巻の前に11巻を読み直すべき理由

12巻は“暗殺事件の結果”の巻ですが、
11巻は“その裏にあった心の物語”

特にパウサニアスの心理と、オリュンピアスとの奇妙な関係、エウメネスが感じた王の不穏。

ここを理解していると12巻の深みが倍増します。

そして最新刊12巻を深掘りしていきます!

◆最新刊12巻:フィリッポス王暗殺(歴史が動く瞬間)

5年ぶりの新刊は、ついに「事件そのもの」が描かれる。

岩明均は暗殺を“政治事件”としてではなく、
人間の業と感情が生むドラマとして描いた。


暗殺シーンの構図:宗教画のような美しさ

パウサニアスは王を刺したあと、
怒り狂って向かってくるアレクサンドロスの顔に、
かつて見た“あの獅子の表情”を重ねる。

そして彼は悟る。

「自分は新しい王を生み出すために存在しているのだ」

この自己犠牲とも狂気ともいえる瞬間を、
岩明均はまるでオペラのクライマックスのように描写。

噴き出す血
開いた胸
脈打つ心臓
祝福の言葉「おめでとう」

ここは漫画史に残る名シーン。


エウメネス視点:フィリッポス王の“本心”

12巻の隠れたテーマは、
フィリッポス王の“父としての歪んだ愛”

アレクサンドロスは優秀すぎる
しかし自分の種ではない
双子が生まれたと聞き、不穏を感じるエウメネス

王の「嫉妬」「恐れ」が暗殺に影響していた可能性を示唆。


12巻ラスト:女の宮廷サスペンス

男たちが不在のペラで
オリュンピアス vs エウリュディケの対決。

エウリュディケの「王妃とは何か」という悲哀と、
オリュンピアスの狂気の支配力が交差する。

歴史は“戦場の男”だけでなく
“宮廷の女たち”によっても動いていく
という強烈なメッセージ。

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✨ヒストリエ用:エウメネスの史実まとめ

※以下は「史実(歴史上の事実)」に基づいた解説であり、
『ヒストリエ』の今後の展開や結末を示すものではありません。
あくまで“史実として記録されているエウメネス像”です。


◆エウメネスとは?(史実)

紀元前362〜316年ごろの人物。
古代ギリシャの軍略家・政治家・書記官。

アレクサンドロス大王の「側近中の側近」で、
“書記官(側近・書記・文官)でありながら軍才に恵まれた稀有な天才”
として記録されている。


◆出生と立場

  • 出身はギリシャの都市国家 カルディア(トラキア地域)
  • マケドニア人ではなく「外国人」だったため
    ⇒ 内部政治ではしばしば不利な立場
  • しかしその優秀さから フィリッポス2世 → アレクサンドロス大王 と続けて重用された

文官として登用されながら、軍事の才能も極めて高かったことが特徴。


◆アレクサンドロス大王に仕える

大王の東方遠征において

  • 文書管理
  • 作戦会議の補佐
  • 征服地の行政処理
    などを担当しつつ、
    戦場では直接軍を指揮する場面もあったと記録される。

その能力は「王にとって最も信頼できる部下の一人」と評されている。


◆アレクサンドロス死後の“ディアドコイ(後継者)戦争”

紀元前323年、アレクサンドロス大王が若くして没すると
帝国は分裂し、後継者たち(ディアドコイ)が争い始める。

この群雄割拠の時代にエウメネスは…

●立場:

**「王家(ロイヤルファミリー)側の守護者」**というスタンスを貫いた。

王家に忠誠を誓い、大王の正統な後継を守ろうとした数少ない人物。

●評価:

  • 文官出身とは思えない軍略の冴え
  • 騎兵・歩兵・戦象部隊の使い方に長ける
  • “アレクサンドロスの戦術を最も理解していた男” とも呼ばれる

敵対した将軍アンティゴノスからも
「彼ほどの策士は他にいない」と最大級の評価をされている。

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◆史実における彼の「テーマ」

エウメネスの人生は、歴史学的に以下の構図で語られることが多い:

  • 異邦人(外様)でありながら天才
  • 実力は誰より抜きん出ているのに、政治的には孤立
  • 主君への忠誠を貫き続けた「最後の正統派」
  • 群雄割拠の時代における“道徳的な象徴”

だから現代では
「悲劇の智将」「忠義の名将」
として扱われることが多い。


◆晩年

史実としては、
エウメネスはディアドコイ戦争の渦中で数々の名勝負を繰り広げ、
最後まで王家を守ろうと奮闘した結果、
ある出来事をきっかけに人生の転機を迎える。

彼が迎える最期は、
現代の歴史家からも
「あまりにも高潔すぎたゆえの結末」
として語られる。

(※この部分は“史実”であり、作品の今後に触れる意図ではありません。)


まとめ

5年ぶりに新刊が登場し、ますます注目が集まる『ヒストリエ』。

エウメネスという不思議な人物の生涯と、古代ギリシアの波乱万丈の歴史が凝縮された傑作です。

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もう一つの代表作『寄生獣』もぜひ。

歴史大作とはまた違う形で、
「人間とは何か」というテーマが鋭く描かれています。

▶ 『寄生獣』あらすじ&最終回までの徹底解説はこちら

『ヒストリエ』と合わせて読みたい関連作品

『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリ

『オリンピア・キュクロス』ヤマザキマリ

『ギリシア神話』里中満智子

古代ギリシア・ローマの世界観が好きな人なら必ずハマる作品たち。
『ヒストリエ』の理解ももっと深まります。

最後まで読んでいただき
🌸ありがとうございました🌸

その他にもたくさんの漫画を紹介しています。ぜひのぞいてみて下さい↓↓↓

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